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- そういうことですね
皆さん お早うございます 高島 まことです
春眠暁を覚えずで結構寝てしまう僕です。
さて
実は真逆の意味!? 『レディファースト』と『三歩下がる』
男性が女性をエスコートする際のマナーの一つとして知られる、
『レディーファースト』。
女性を尊重し優先する欧米のマナー。
男尊女卑の代名詞として知られる、
『女は男の三歩下がって歩く』。
日本古来の悪しきしきたり。
なんとなくですがこれらが一般的なイメージではないでしょうか?
欧米に比べて日本がいかに男女平等の意識が低いかということを示す場合にしばしば流用される言葉です。
しかし、『レディーファースト』『女は男の三歩下がって歩く』双方を少し調べてみるとどうやらそのイメージは誤りなのかもしれません。
まず『レディーファースト』は、
実際は女性が先に男性を迎える準備をしたり、先に退出して余計な会話や余計なことをしないなどの意味である。また、先に入口から入ったり、前面に立たせることで、急な銃撃の予防にしていたという説もある。
Wikipediaより
尊重どころか思いっきり矢面に立たせてます。
「お先にどうぞ」とドアを開けて先に入らせ安全確認。
「お先にどうぞ」と先に食べさせ毒見をさせる。
男尊女卑とはまさにこのこと。
対して『女は男の三歩下がって歩く』は、
そもそも、正確には「三歩」ではなく「三尺(約90~105cm)」で、しかも刀(約2.5尺)の切っ先から三尺を意味し、合計で5.5尺(1.8m)ほど後ろを歩けという意味だと言われています。
この距離が一体何の距離かと言うと、何者かに襲われた時、一気に刀を抜いても当たらない間合いを意味しています。
まず男が応戦し、その邪魔にならず、巻き込まれる事もなく、女は安全に逃げる事が可能に。
時には手荷物をぶつけるなど、後方支援も可能という…
見下すどころか、時には頼りにさえしている、優しさと平等の距離です。
だからこそ、手荷物は女に持たせて、男はいつでも刀が抜けるよう手ぶらというスタイルだったと言う説もあります。
己の身を挺し女性を守る、まさしく「サムライハート」です。
女性は守られるだけの弱い存在ではない!
というご意見もあるでしょうが、あくまで昔の話としてお読みください。
いかがだったでしょうか。
もちろん多様性を求められる現在では両方とも古い考え方であり受け入れられない言葉でしょう。いずれ耳にすることはなくなる習慣だと思います。
ですが、欧米先進日本後進というありがちな誤解を抱えたまま昔話の一つとして語られるのはなんとも腑に落ちないものがあり今回の記事を書きました。
そもそも男尊女卑の概念は日本には存在せず、明治維新後に欧米文化を取り入れたことにより生まれたという説もあります。
『レディーファースト』と『女は男の三歩下がって歩く』。
どういう意味だと思いますか?
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